名寄孝蓮会 山本悠愛さん 少年の部優勝 中西雅さん4位、伊藤心湊さん6位 石狩川流れ節全国大会で活躍

【名寄】

石狩川流れ節全国大会で健闘した中西さん、山本さん、
伊藤さん(左から)

 第31回石狩川流れ節全国大会が6日、旭川市公会堂で開かれ、名寄孝蓮会(伊藤まさ子代表)から出場した山本悠愛(ゆあ)さん=名寄東中1年=が、少年の部(中学生以下)で優勝を果たした。また、同部に出場の中西雅(みやび)さん=美深小6年=が4位、伊藤心湊(ここみ)さん=名寄南小3年=が6位に入賞する活躍を見せた。
 同大会は、石狩川流れ節の正しい歌唱法の保持と普及を図り、次世代への伝承と保存を目的に開催。少年の部、高齢者の1部、同2部、一般の部の各部に101人が出場。
 開会式ではアトラクションとして、前年度(第30回)少年の部優勝の山本蒼依(あおい)さん=西小5年=の唄が披露された。
 3人が出場した少年の部には15人が出場。山本悠愛さんは、昨年に続いて2回目の出場。前回の準優勝を上回る優勝を飾った。
 「石狩川流れ節」は、悠愛さんが小さな頃から最も多く唄ってきた、得意な唄の一つとのこと。「優勝でき、とてもうれしかったです。出だしの強弱や、こぶしを意識して臨みました。出だしはあまりうまくいきませんでしたが、大きくこぶしを振れた点が良かったです」と笑顔。
 民謡は5歳から始めたという山本さん。「毎日、夕ご飯を食べた後、民謡の練習をしています。家族に聞いてもらい、良いところ、悪いところを教えてもらうのが日課です。自分の中でうまく唄えたときは楽しいけれど、あまり上手に唄えなかったときは本当に悔しいです」と、民謡への思いを語る。
 中西さんも2連続、2回目の出場。昨年の6位から4位へと順位を上げ健闘。「高い音を1カ所外してしまい悔しかったですが、おおむね練習通りにできました。来年は優勝を目指したいです」。
 初出場の伊藤さんは、少年の部の一番手を務めた。「緊張しないで、大きな声で唄えました。とても気持ち良かったし、入賞できてうれしかったです」と語る。
 孝蓮会では、今月13日に三笠市で開催される「北海盆唄全国大会」に、入賞した3人をはじめ8人が出場予定で、「優勝を狙い頑張りたいです」と気持ちを新たにしている。

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