名寄市立大学入学式 期待に胸を膨らませる 201人が目標へ新たな一歩

【名寄】

 名寄市立大学(家村昭矩学長)の2025年度(令和7年度)入学式が、3日午前10時半から同大学で行われた。栄養、看護、社会福祉、社会保育の4学科に入学した201人の新入生たちが、将来目標に向けた新たな一歩を踏み出した。
 本年度は栄養学科に45人、看護学科に58人、社会福祉学科に59人、社会保育学科に39人が入学した。
 式では、関係者や保護者からの温かい拍手に迎えられ、スーツに身を包んだ新入学生が緊張した表情を見せながら入場。学生一人一人の名前が読み上げられ、入学を許可した家村学長は「本学はケアの未来を切り拓く『ケア』と『知』の拠点大学。高度な専門職知識を学ぶだけではなく、人の痛みや人への気遣いなど相手の立場を想像できる人間性を身に付けるとともに、目に見える派手な減少に目を奪われるのではなく、目に見えない隠れた仕事に誇りを持つため、社会の出来事に関心を持ち、思いを巡らせてほしい。名寄での生活に早く慣れていただき、名寄全体を大学キャンパスと思って4年間の学生生活を送ってほしい」と告辞。
 来賓を代表して大学設置者である加藤剛士市長が「入学おめでとう」と祝福。基幹産業の農業や冬季スポーツなど名寄市の特徴を紹介し、「大いに学び、多くの人と触れあって経験を積み、さまざまなことにチャレンジしながらブレない確固たる自分を見つけてほしい。皆さんが素晴らしい学生生活を送れるよう全力でサポートする」と祝辞を述べた。
 在学生を代表して社会保育学科3年の三間陽香さんが「これから始まる新しい生活に胸躍る一方、慣れない生活に不安を感じていると思う。学業だけではなく、サークル活動やアルバイトなど多くのことに挑戦し、自分から一歩を踏み出すことで視野が広がる。実りある4年間となるよう充実した生活を送ってほしい」と歓迎の辞。
 新入学生は、4年間の名寄での大学生活に期待に胸を膨らませていた。

名寄新聞の購読をご希望の方は以下のお電話・FAXまたはメールからお願いいたします。
※地方発送も承っております。お気軽にお問い合わせください
購読料:1,980円(1ヶ月)
TEL:01654−2−1717
FAX:01654−3−2181
MAIL:web-regl@nayoro-np.com