名寄市風連の渋谷智晃さん、スノーボード技術選手権道大会で3位 10数年ぶりに本格始動 「アルパイン競技の普及につなげたい」

【名寄】

スノーボード技術選手権道大会で3位に輝いた渋谷さん

市内風連で農業を営む渋谷智晃さん(47)は、第31回全日本スノーボードテクニカル選手権北海道地区大会(1月・ルスツリゾート)、第7回札幌スノーボード技術選手権(3月・サッポロテイネ)のアルパイン(アルペン)部門で、ともに3位入賞に輝く健闘を見せた。渋谷さんは「これまでのスノーボード人生の中で今が一番楽しい。自分が活躍することで、名寄のアルパイン競技の普及につながってくれればうれしい」と語っている。
渋谷さんは風連で稲作を営む他、冬期間はピヤシリスキー場でのパトロールやスノーボードのインストラクターを務めている。
2歳のころからスキーを始め、19歳でスノーボードへ転向。一般的なフリースタイルスノーボードで滑りを楽しんでいたが、知り合いの勧めもあって20代前半のころにアルパインボードに変更した。アルパインボードはスキー靴のような硬いブーツを履いて滑るとのことで、渋谷さんは「フリースタイルは楽しいという感覚で、アルパインは気持ちいいという感覚。同じスノーボードだが、スピード感やカービングなど両者の違いは明確」と語る。
20代中盤で全日本選手権北海道地区大会に初出場し3位に入賞、全日本選手権へ出場を果たしたが、以降スノーボード競技から離れていたという。
そのような中、昨年、10数年ぶりに同北海道地区大会に出場したが、練習不足などにより予選敗退という結果に。「悔しくてしょうがなかった。もう一度、競技に復帰し、世界で戦っているベテラン勢に勝ちたいという気持ちが湧き出てきた」と、昨年から秋の収穫後はランニングで体力を強化。冬場もピヤシリスキー場で仕事の合間を見ながらの練習や、スポーツセンターのランニングマシーンでの走り込みを行っているという。
同北海道地区大会(アルパイン部門)には13人が出場。また、初出場となった札幌技術選手権(同)には14人が出場。ミドルターン、ショートターーン、フリーライドの三つの滑りで、カービングの質を競うとのことで、いずれも3位入賞と健闘。大会の結果、全日本選手権への出場権は手にしたが、日程が合わず出場は見送ることにしたという。
両大会を振り返り、「表彰台に上れたときはうれしかったが、後から悔しさがさらにわいてきた。この成績にあぐらをかいてはならない。いつでも挑戦者という気持ちで臨みたい。来年こそは全国大会に出場したい」と意気込む。
また、渋谷さんは「こういった大会に出場できるのも、仲間や職場など周りの方々の理解と助けがあってのことと感謝している。これに少しでも応えたい」と、競技の際に着用するヘルメットには「ピヤシリ」「パトロール」などのロゴが入ったステッカーを付けているという。
「大会で良い成績を残し、渋谷という名前を少しでも知ってもらえれば、自分がいつも滑っているピヤシリスキー場に行ってみようかと思ってくれる人が、少しでも増えることを願っている」と笑顔で話す。