【名寄】
名寄青年会議所(古家健一理事長、会員16人)の創立70周年記念事業「なよろ未来カレッジ~つながる、ひろがる、未来の可能性~」が、25日午後2時から「よろーな」で開かれる。株式会社調和技研(本社・札幌)代表取締役社長の中村拓哉さんらを講師に招いてのセミナーやトークセッション、ワークショップで最新のAI(人工知能)事情について学びを深める。
名寄JCは1954年に誕生し、56年に日本青年会議所より全国82番目の青年会議所として正式に認証を受けた。以来、市内で行われる各種イベントへの参加・協力をはじめ、「市立名寄短期大学の4年制大学化に向けた取り組み」「なよろ市立天文台の建設推進」など、まちづくりに関する活動を積極的に展開。今年で創立70周年を迎えた。
「なよろ未来カレッジ」は、名寄市の後援で開催。AIをテーマとした地域に根差した事業で、全3部で構成。
第1部(午後2時~)は、「仲間と動けばまちが変わる」をテーマに中村さんによるセミナー。
中村さんは、2017年6月に設立した「Sapporo AI Lab(札幌AIラボ)」の事務局長、AI人材育成プログラム「札幌AI道場」(22年8月開設)の総師範を務めるなど、170件以上のAI開発実績を生かし、産学官連携による新事業創出と実装を推進。道内外の大学・高専で講演や授業を行い、学生や若手のキャリア形成を後押し。加えて、地域活性化やスタートアップ支援にも尽力し、近年は海外展開に注力している。
セミナーでは、「札幌AI道場」の受講者が開発したAIの紹介なども予定している。
第2部(同3時20分~)はトークセッション。「『誰かがやる』から『僕らがやる』」をテーマに掲げ、中村さん、下川町在住のAIトレーナー阿部祐平さん、地域活性化起業人としてソフトバンクから名寄市へ派遣されている、名寄市CIO補佐官の菅野賢一さんの3人によるトークライブを楽しむ。
第3部(同4時20分~)はワークショップ「AIと挑戦 プロンプトミッション」。AIのパフォーマンスを最大化するために不可欠な「プロンプト」の設計を、実践を通じて習得する。
受講は無料で、各部のみの参加も可能となっている。
同会議所では高校生、大学生、若手社会人をはじめ、幅広い年代の参加者を募集しており、「興味のある人は早めに申し込みを」などと参加を呼びかけている。


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