心も体も大きく成長 下川こども園児21人巣立つ

【下川】

 下川町認定こども園「こどものもり」(古屋いづみ園長、園児74人)の第6回卒園式が、19日午前10時から同施設で行われ、卒園児(くるみ組)21人が、将来の夢と思い出を抱きながら巣立った。
 同園は保育所と幼稚園が合併した施設で、前身の幼児センターから通算19回目の卒園式となった。
 卒園児一人一人が古屋園長から卒園証書を受け取り、保護者へ証書を預け、頭をなでてもらったり、抱き合ったりと、喜びを分かち合った。園児たちの成長に涙を浮かべる保護者の姿も見られた。
 古屋園長は卒園児に「入園した頃、寂しくて泣いていた顔が目に浮かぶ。たくさんの体験を通し、友達と仲良く遊び、心も体も大きくなった。『ありがとう』『ごめんなさい』と言える、感謝の気持ちや素直な気持ち、夢や目標に向かって行動する元気と勇気を忘れず、自分と友達を大切にして、明るく元気に自分の道を歩んでほしい」と祝いの言葉を述べた。
 田村泰司町長は「次代を担う子どもたちが健やかに成長できるよう、子育て環境を整えていきたい」。飯田ともみ保護者の会会長も「かわいいみんな(卒園児)が元気にりっぱに成長してくれて、ありがとう。自信を持って元気いっぱいに頑張ってほしい。育ててくれた先生方の愛情ある保育が、園児や保護者に伝わっている。子どもたちが伸び伸びたくましく育つことを願っている」と挨拶。
 下川小学校の高舘正司校長は「こども園の運動会で、卒園児がみんなで力を合わせて大きなシートを膨らませたり、小さくしている様子にびっくりした。4月からいよいよ小学1年生。お兄さんお姉さん、先生も待っている」と祝辞を寄せた。
 卒園児全員が在園児や保護者、職員と向き合い、「今までありがとうございます。小学校に行ってもみんなで助け合い、楽しく過ごします」と挨拶し、「世界中の子どもたちが」を斉唱。在園児と思い出を振り返りながら全員で「みんなともだち」も斉唱した。
 卒園児は会場を歩きながら、来場者や保育士、在園児たち一人一人とハイタッチを交わし、温かく見守られながら退場した。
 スキー選手、ケーキ屋、モデル、料理人、保育士、消防士など、おのおの将来の夢を抱き、通い慣れた園舎を後にした。 

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