自動車の生産工程を体験 ダイハツ「ものづくり体験教室」 名寄小5年生30人が学ぶ

【名寄】

 ダイハツ工業株式会社(本社・大阪府池田市)による「ものづくり体験教室」が、22日午前8時40分から名寄小学校(髙橋憲嗣校長、児童141人)で開かれ、同校の5年生30人が、ものづくりの楽しさなどを学んだ。
 同社は、士別市にテストコースを所有。士別市や周辺市町村への恩返しも含め、2018年以降(コロナ禍を除く)、身近にものづくりへの関心を高めることを目的に、小学生を対象とした「ものづくり体験教室」を開催している。
 今年は、既に南小学校、西小学校、風連中央小学校で実施し、この日の名寄小学校での開催となった。
 「クルマづくりの工程に興味関心をもつ。協力しながら作業することで、チームワークの大切さや役割を果たす責任を育む」などのコンセプトで実施。
 講師は、本社から来名したリソース管理部リソーセス管理室ものづくり体験教室グループの三好勝久グループ長と、士別試験場の職員8人が務めた。
 はじめに映像で、車ができるまでの製造工程について学んだ。その後、各班に分かれて、プレス、溶接、塗装、組み立てなどの工程ごとに担当者から説明を受けた。
 プレス工程、溶接工程では「プレスに必要な力は500t」「鉄板で作られたものを電気でつなげる時間は0・2秒」などと教えられ、プレス機を用いて、ダイハツの缶バッジを作成。組み立てコーナーでは、実際のタイヤのボルトを電動工具で締める体験も行った。
 また、レゴブロックを用いて、生産ラインごとに部品を組み立て、自動車を完成させた。
 最後は、映像を見ながら各工程で学んだことを復習して終了。
 児童たちは、ものづくりの魅力や楽しさを学び、プレス機で作成した缶バッジを全員が受け取り、笑顔を見せていた。
 なお、終了後の3・4時間目には、東小学校の5年生が訪れ、同様の体験教室で学んだ。

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