花やカボチャ苗を移植 名寄産業高校・智恵文小中学校、最後の連携学習スタート

【名寄】

名寄産業高校(八丁正樹校長)と智恵文小中学校(西岡裕英校長)の食育連携学習が、5月30日午前10時から名農キャンパスで行われた。
産業高校では、作物の植え付けから収穫、加工までを一貫して行う6次産業の重要性の理解と、「食」に関する知識を深めることなどを目的に、毎年、智恵文小中学校(旧智恵文小学校)との連携学習を実施している。
本年度は、この日を含めて3回を予定し、産業高校が本年度末に閉校することから、最後の連携学習となる。
智恵文小中学校から3年生の椛本稜(りょう)さん、夏井元大(げんた)さん、北野太基(たいき)さん、南原凪沙(なぎさ)さんと、4年生の清水美織(みお)さんの5人が出席。産業高校酪農科学科から3年生の植村颯太(そうた)さん、木村瑛(ひかる)さん、加藤凪紗(なぎさ)さん、中西古都音(ことね)さんが出席して、児童たちを指導しながら連携学習を行った。
最初に酪農科学科の木村さんが「短い時間ですが、連携学習で花植えなどを楽しんでください」と挨拶。
花植えでは、花の苗をプランターに定植する作業を実施。
智恵文小中学校の児童が、サルビア、マリーゴールド、ベゴニア、金魚草、ペチュニア、ケイトウ、パンジーなどの花を温室から選び、プランターに定植した。
引き続き、カボチャの苗を移植する畑に敷いたマルチシートに穴を開け、児童と生徒がペアを組んで苗の移植作業を行った。
智恵文小中学校の清水さんは「楽しかった」。北野さんは「釘でシートに穴を開けたのが楽しかった」と述べた。
また、指導に当たった中西さんと加藤さんは「かぼちゃの苗植えは初めてでしたが、いろいろな話をしながらできました」「初めは少し緊張しましたが、楽しくできました」と、それぞれ笑顔で話していた。