鶴岡市から「庄内柿」 名寄市 学校給食などで提供 秋の味覚に笑顔を見せる

【名寄】

 名寄市内の小中学校と智恵文保育所の給食に7日、姉妹都市の山形県鶴岡市から「庄内柿」が提供され、児童生徒たちが秋の味覚に笑顔を見せた。
 旧名寄市の開拓は1900(明治33)年、山形県東栄村(後の藤島町)の住民が曙地区に入植したことが始まりとされる。
 両市は、1996年8月に姉妹都市の提携を結んでおり(当時は旧名寄市と旧藤島町)、給食食材交流は物産交流事業の一環として2007年からスタート。年1回、互いに給食食材を提供している。
 今年は10月4日に名寄市からカボチャ(品種・ほっこりうらら、50kg)が、鶴岡市藤島地域の小中学校、保育園、障がい者施設の給食にカボチャサラダとして提供されている。
 この日は鶴岡市から「庄内柿」(品種・平核無、324玉)が、名寄市内の小中学校と智恵文保育所の給食に提供された。
 鶴岡市からの派遣職員で、名寄市総合政策部交流推進課交流推進係の成澤勇太さんが風連中央小学校6年生の教室を訪れ、鶴岡市の紹介や名寄市とのつながり、「庄内柿」について説明した。
 その中で「庄内柿は甘みと栄養がたっぷりで、イチゴやミカンより甘いです。種がないので食べやすいです。庄内柿を最も食べているのは北海道で、生産量の70%は北海道で販売。山形県産として売っている柿は庄内柿かもしれません」などと説明した。
 その後、児童たちがデザートの「庄内柿」を味わい、「おいしい」と話しながら笑顔を見せていた。

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