なよろ産業まつり 餅まきや赤福販売にぎわう 食の魅力などを満喫 新企画「もちつきロード」盛り上がる

【名寄】

 「もち米日本一フェスタ第47回なよろ産業まつり」が、24日午前9時半からなよろ浅江島公園で開かれた。恒例の地元産野菜や伊勢名物「赤福」の販売などに行列ができて大いににぎわった他、新企画の「ついて丸めてもちつきロード」や各種ステージショーも盛り上がった。
 同実行委員会(委員長・加藤剛士市長)の主催。できるだけ多くの地域住民が足を運びやすいよう、今年も浅江島公園で開催した。
 開会式では、加藤市長が「名寄の素晴らしい農産物などをPRするイベントで、農業者をはじめ、関係者などの支えによって開催されており、感謝している。時間の許す限り楽しんでほしい」と挨拶。来賓の東野秀樹参議院議員、中野秀敏道議会議員などが祝辞を寄せた。
 続いて、同まつり恒例企画の「もちつきチャンピオン決定戦」で4回連続(43回から46回)優勝の山家智彦さん(もち米農家)と高橋華菜さん(会社員)のペアに、加藤市長から「名誉もち大使」の委嘱状が手渡された。
 毎回大人気の餅まきには今回も多くの来場者が参加。加藤市長と来賓がステージ上から、小袋に入った当たり付き(賞品は名寄産農産物やヨロカポイントなど)の餅をまき、来場者は飛び交う餅をキャッチするなどして盛り上がった。
 新企画「ついて丸めてもちつきロード」は、中学生以上を対象に当日来場者から参加を募り、定員の10人が参加。司会者が指定する重さ分の餅を1分以内に丸め、重さと形を競うルール。開始直前に司会者から「重さは300g」と発表され、参加者は勘を頼りに指定された重さ分の餅を手に取っていたが、熱々のため、きれいに丸めるのに悪戦苦闘。顔をしかめながら熱さを我慢して丸める参加者の姿も見られ、観客を楽しませていた。
 また、恒例だった「もちつきチャンピオン決定戦」に替え、誰でも気軽に参加できる「もちつき体験」も企画。名誉もち大使が、おいしい餅にするためのつき方などをPRしながら臼ときねを使って実演後、集まった多くの子どもたちが小さなきねを手に持ち、元気いっぱいに振り下ろして餅つきを体験していた。
 恒例の伊勢名物「赤福」販売は今年も大行列。多くの人が買い求め、あっという間に完売となった。昨年に引き続いて販売した「赤福氷」や、岡山県名物で廣榮堂の「きびだんご」も人気を集めていた。
 会場内には各種団体などがブースを出店。新鮮で種類豊富に取りそろえた名寄産の野菜をはじめ、肉類や牛乳なども格安で販売して飛ぶように売れて盛況だった。
 名寄建設業協会などによる職業体験プログラムブースも子どもたちに大人気。多くの子どもたちが集まり、ミニショベル操作やかんながけ、高所作業車乗車などの体験を通して建設業へ関心を深めた。
 この他、陸上自衛隊名寄駐屯地音楽隊、地元で活動しているグループによる音楽演奏、アグリクイズ、トークショーなどのステージ企画もあり、会場は大いににぎわっていた。

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