宗谷漁協のもずく漁が25日、富磯から宗谷岬までの沿岸で始まり、朝から多くの漁業者が漁場で採取した。
宗谷沿岸で採れるもずくは同漁協のブランド「宗谷の海味」の１つで、歯ごたえと粘りと磯の風味が特徴。23日に解禁したが、この日は生憎の悪天候に見舞われ、25日が初漁となった。
早朝は好天で波も穏やか。市内清浜ではブイスーツ、ライフジャケットに身を包んだ漁業者が浅瀬で水中メガネを使い、海中にあるもずくを発見すると丁寧に手づかみ。腰に着けた網に次々と入れていった。漁業者の20代男性は「昨年に比べて初日としてはまあまあですね」と笑顔を浮かべた。
採取したもずくは付着している混入物を取り除いたあと、商品として出荷される。（東賢人）
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