共に楽しみ学び深める 名寄小 ・智恵文小中の4年生が交流学習

【名寄】

 名寄小学校(髙橋憲嗣校長)の4年生13人と智恵文小中学校(西岡裕英校長)前期課程の4年生4人による交流学習が、10日午前9時半から名寄小学校で行われた。
 両校の4年生は、児童が3年次の昨年、初めて交流学習を実施。今年度は、3回を予定しており、第1回目の開催となった。
 智恵文小中学校の児童が、名寄小学校を訪問。2~4時間目の授業を合同で行い、給食も一緒に食べた。
 2時間目は、名寄小4年生担任の瀬尾祐貴教諭が道徳の授業を実施。4時間目は、智恵文小中学校の新妻葉月教諭が、体育の授業を担当した。
 このうち、道徳の時間は「正しいことを行うために」と題したテーマに基づき、「正しくないことをしてしまった」「正しくないことをしている人を、見て見ぬふりをした」などを「やったことがある人は」と先生が尋ねると、大半の児童が手を挙げた。
 教科書の「スーパーモンスターカード」(友人がカードの万引きを考えていることを心配している主人公)用いて「正しいと思うことを選べる自分になるためには」を、全員で話し合った。
 児童からは「最初に聞いたとき、はっきりとダメと言うべきだった」「正しいことを話す勇気が必要」などの声が出た。
 まとめでは、「正しいことを伝えるためには何が必要か」を、隣同士でノートを見せ合いながら話し合い「見て見ぬふりをしない」「正しい心を持って、誘惑に負けない」などの意見が出された。
 最後は「正しい行動」「勇気を出せる」―を自分自身に当てはめ、振り返りを行って終了した。
 名寄小の渡久山省(とくやましょう)君は「人数が増えてとても楽しかったし、体育の遊びも楽しかったです」。髙橋音和(とわ)君は「理科が楽しかったし、仲良くなれてうれしかったです」。また、智恵文小中校の北野太基君は「交流学習を通して、新しく友達もできたし、いろいろな人とたくさん交流ができて、楽しかったです」とそれぞれ笑顔で話した。

名寄新聞の購読をご希望の方は以下のお電話・FAXまたはメールからお願いいたします。
※地方発送も承っております。お気軽にお問い合わせください
購読料:1,980円(1ヶ月)
TEL:01654−2−1717
FAX:01654−3−2181
MAIL:web-regl@nayoro-np.com