下川町 感謝と思いやり大切に

【下川】

 町教育委員会主催の「下川町はたちを祝うつどい」が、10日午後2時からバスターミナル合同センターで行われ、町内外から20歳の節目を迎えた22人が古里・下川に集い、社会人への決意を新たにした。
 成人が18歳に引き下げられた後も式の名称を変え、20歳を対象に開催。出席者はスーツ姿や和装で来場し、同期の友人との再会を喜び合った。
 古屋宏彦教育長は式辞で20歳を迎えた出席者を祝福し「下川町で過ごした厳しい冬の寒さも、芽吹きの春の力強さも、感性を刺激し、人生を支える土台になっていると思う。失敗を恐れずに自分の可能性を信じ、一歩ずつ道を切り開いていただきたい。感謝の気持ちを忘れず、思いやる優しさを持った大人であってほしい。故郷・下川町はいつでも皆さんを温かく迎え入れる場所であり続ける」と述べ、出席した若者たちの社会への活躍に期待を込めた。
 出席者一人一人の紹介後、代表の塚辺礼温心さん、工藤有紗さんがステージに上り「町民憲章」を朗読した。
 田村泰司町長は20歳の出席者に向けて「自らの責任で選択・決断を行うとともに、倫理や規範を重視し、熱意、希望、勇気を抱き、自身の信じる道を歩むことを願う」。我孫子洋昌町議会議長も「皆さんの青春時代は新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの制約を受けたが、家族や地域との絆の大切さを再認識したと思う。この経験を糧に地域が支え合う社会の実現に、皆さんの力を発揮していただきたい」と祝辞を寄せた。
 上名寄郷土芸能保存会による踊り「麦や節」、下川渓流太鼓による演奏「大雪連峰太鼓」と「渓流太鼓」も披露。さらにサプライズ企画で、出席者の小学、中学時代の学校教職員からのビデオレターも上映された。
 出席者代表、奥崎昌祥さんは挙式や祝福に感謝の気持ちを伝え「若者らしく一日一日を大切にし、社会へ貢献できるよう努力します」と謝辞を述べた。
 式典後、写真撮影も行われ、出席者に記念品として町産材使用の写真立て、集合写真が贈られた。
 出席した下川町出身の野原蒼矢さんは、名寄市役所で仕事に励む傍ら、ロックバンドを組んで、オリジナル曲をドラムでたたき、吹奏楽団でも打楽器を担当。仕事と音楽活動で充実した日々を送る。20歳を迎え「忙しくても、心に余裕を持てる男になりたい。楽器も格好つけてたたいていたが、大人を感じる落ち着いた演奏にも挑戦したい。大人のまねごとを重ねながら、立派な大人になっていきたい」。祝う会で再会した中学時代の同級生に「子どもの頃の懐かしさと、大人になったという成長を感じている」と語る。

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