名寄中央整形外科院長 坂田仁さん 長年、警察嘱託医を務める 名寄警察署長から感謝状受 深夜、早朝にも検視、検案

【名寄】

菊地署長(右)から感謝状を受け取った坂田さん

 名寄中央整形外科院長の坂田仁さん(75)は、長年にわたって名寄警察署の嘱託医として警察医、検案医、健康管理医を務め、警察業務に協力し、菊地俊也署長から署長感謝状を受けた。贈呈式が17日午前8時40分から同署で行われた。
 坂田さんは、父・敏太郎さんの後継で、1987年4月から同署の警察医(留置人の診療)、検案医(遺体の検視・検案)、97年4月から健康管理医(署員の健康管理)を務めており、今年3月末で退任する。
 96年8月に道警旭川方面本部長感謝状、2005年8月に道警本部長感謝状、12年7月に警察庁長官から警察協力章を受けた。22年4月には春の叙勲で瑞宝双光章(警察協力功労)を受章した。
 坂田さんが担当した検案数は790体に上り、多い年には年間20~30体ほどを取り扱った。健康相談の署員数は延べ1602人となった。
 贈呈式で、坂田さんは菊地署長から感謝状と盾を受け取った。
 菊地署長は「坂田先生は警察医、検案医、健康管理医と、我々警察にとってなくてはならない存在。歴代の署長27人、多くの署員がお世話になり、長きにわたってのご苦労、ご尽力に感謝しております」と礼を述べた。
 坂田さんは39年間にわたる警察医、検案医の任務を振り返りながら「あっという間だったが、34歳の時に名寄に帰ってきて、医業を始めた。警察医、検案委の業務は、父の見よう見まねから始まった」と話し、学生時代に父の付き添いで、腐乱した遺体や列車に飛び込み自殺した遺体を見てきたこと。
 1987年から警察医、検案委となり、深夜、早朝でも検視や検案に出向いたことがあり、「交通事故で腸が飛び出て、脚が切断された遺体もあり、整形外科医なので皮膚を縫合して、きれいにつないだ。『元に戻してあげたい』という気持ちで、早く検視をして、家族にお返しした」。
 また、健康管理医として「健康診断、健康講話をしながら、署長にお世話になった。仕事は楽しんでやるタイプ」と語った。
 今月末で退任を迎え「警察嘱託医は退くが、地域医療に寄り添えるよう頑張っていきたい」と意欲を語った。

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