山下道場 北海道小学生学年別柔道、関口依生さん3位入賞 組手を意識して稽古励む

【名寄】

来年は優勝したい―と意気込む関口依生さん

山下道場(主宰・山下徹さん)所属の関口依生(いお)さん(南小5年)は、第21回北海道小学生学年別柔道大会で3位入賞。準決勝で敗れた悔しさをバネに「組手を意識して練習し、来年は優勝したいです」と語っている。
同大会は、北海道柔道連盟が主催し、5月19日に千歳市開基記念総合武道館で開催。小学生の柔道では主要大会の一つで、全道の道場や少年団が出場した。
山下道場からは7人が挑み、関口さんは5年男子40kg級(46人エントリー)に出場。
1回戦シードで、2回戦、3回戦は得意の背負い投げを決めて一本、準々決勝は抑え込みで一本を取った。
準決勝は直心館柔道少年団(札幌)の内藤響翔さんと対戦。善戦したが、背負い投げで一本を取られ、3位入賞となった。
結果について「優勝を目指していたので悔しいです。しっかり引手を決めていれば投げることができたと思います」と振り返る。
関口さんは、父親が山下道場に通っていたことをきっかけに、3歳から柔道を始めており、「ずっと負けていた相手に勝てた時、きれいに投げ技を決めた時は気持ちよいです」と話す。
今回の準決勝敗退の悔しさをバネに、今後の稽古では「組手を意識しながら、技を覚えたい。内藤さんにリベンジし、来年は優勝したいです」と意気込んでいる。
また、山内駆さん(西小4年)、三輪篤生さん(同)が4年男子40kg級(51人エントリー)で、成吉心侶さん(南小6年)が6年男子65kg級(44人エントリー)でベスト8に入った。
山下さんは「関口は稚内の北部北海道柔道大会(12日)で4年生に敗れ、必死に稽古した結果が表れた。技は素晴らしく、正しい柔道をしているので伸びる。全員が負けた悔しさを忘れずに稽古につなげれば、結果は出る」と、さらなる期待を込めている。