【名寄】
風連中学校(石本義行校長)3年生23人の総合的な学習「まちおこしプロジェクト」の成果報告会が、13日午後1時20分から同校で開かれた。
同校3年生は、2年生のころから「まちおこしプロジェクト」を展開。道の駅「もち米の里☆なよろ」(以下、道の駅なよろ)などに着目した地域活性化策について、4班に分かれて研究。
2年生での宿泊研修や3年生での修学旅行の際に、渡島管内七飯町の道の駅「なないろ・ななえ」などの道の駅を訪れ、利用者に話を聞いたり、今年7月には道の駅なよろで利用者を対象にアンケート調査を実施したりと作業を進めてきた。
この日は、名寄市担当課や、なよろ観光まちづくり協会(栗原智博会長)の職員ら8人が来校。生徒たちは、道の駅なよろや、名寄特産もち米などにスポットを当てた、まちおこしにつながるアイデアなど研究成果を発表した。
生徒たちは、道の駅を訪れた目的、購入した物、あったらいいなと思う店など、道の駅利用者の声を紹介。品ぞろえ、その場で軽く食べられる物など、道の駅なよろと他の道の駅と比較による改善点。“利き大福”の実施や雪まつり会場に造った“かまくら”の中で餅を焼いて食べる。フェスを開催する。一口大福の販売(コロコロもっちっち~)。道の駅にキッズスペースを設ける。餅をモチーフとしたマスコットキャラクターの創出やオブジェの設置。道の駅で季節ごとのイベントを行う(雪合戦やサバイバルゲーム)など、名寄を盛り上げるためのさまざまなアイデアが紹介された。
続いて、生徒と来校者との意見交換。冒頭、栗原会長が「20年後の名寄に残したいものは何か、また、新たに何を取り入れたらよいかなど、未来の名寄を考えながら活発な意見交換をお願いしたい」と期待を込めた。
意見交換は各班に来校者が1人または2人ずつ加わる形で実施。各班の発表を基に、「道の駅にRVパークを開設したら収入になり、人を呼んで地域の活性化にもつながるのでは」「餅のキャラクターやオブジェがあった方が、名寄の特産をイメージしやすくPRにもなる」など、熱の入った議論が行われていた。
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