【美深】
美深町議会(南和博議長)と美深高校生徒会(野間井大雅会長)の懇談会が、27日午後4時から同校で開かれ、生徒たちがまちのにぎわいづくりなどで意見を出しながら、議員たちと語り合った。
議会広報特別委員会(和田健委員長)が主催。町議会では児童生徒との懇談の機会を設けており、高校生との懇談会は2019年7月以来。
コロナ禍で中断していたが、若い世代に将来のまちを担ってもらうため、さまざまな面でふるさとへの思いを深めてもらうこと。18歳選挙権で主権者教育を狙っており、和田委員長は「若い世代がまちづくりに関わってもらうことで、美深のまちや未来が明るくなれば」と話す。
生徒会役員8人と議員8人が出席。自己紹介した後、野間井会長(2年)が「GROW UP美深」をキャッチコピーに、まちづくりについて提言した。
その中で、放課後やバスの待ち時間に、にぎやかに集うことができる場所づくりを提案した。
現在、旭町ふれあいステーション(大通北1)、町文化会館COM100(西町22)はあるが、静かな環境であるため、気軽に話し合えるような場所を希望。生徒の半数以上は名寄などから通学していることから、バス停に近い所への開設、商店街の活性化を兼ねて空き店舗の活用などを挙げた。
また、遊具が多くある公園、名寄市内の道立サンピラーパークのような子どもが遊べる施設、音威子府村と連携した木工イベントなども提案した。
びふかアイランドキャンプ場でのウオークラリーなどのイベント開催では、議会側から美深町観光協会主催の「びふかウィンターフェスタ」に合わせて「美深まち歩きロゲイニング」を開催していること。SNSでの広報活動は美深町公式のフェイスブック、インスタグラムを開設していることを伝えた。
美深町のマスコットキャラ「美深(びふか)くん・美深(みみ)ちゃん」を活用したまちのPRでは、議員たちが「生徒さんが中に入ってみてはどうか」と提案した。
懇談を終えて、南議長は「まちのことを真剣に考えている。名寄から通っている生徒たちを含めて、美深以外の視点から意見が寄せられ、客観的にまちを見ている」。
一方、美深のイベントなどを知らなかった生徒もいるため「まちの状況を若い人たちに情報提供する環境整備や、生徒たちが町に向けて意見を発表できる場面が必要」と語った。
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