収穫の喜びなど語る なよろ食育推進ネットワーク報告会 市内小学校5校が取り組み説明

【名寄】

1年の活動成果を報告する児童

なよろ食育推進ネットワーク(山田典幸会長)主催の第17回報告会が、25日に「よろーな」で開かれた。
名寄市の「食育推進計画」の具体化として実践している市内小学校などの教育ファーム事例を報告し、食育推進の在り方を考えることなどを目的としたもので、2009年度からスタート。
報告会には市内各小学校、市、教育機関、名寄市食育推進協議会、市議会、農協、農業・食関連団体、児童の保護者など約100人が参加。智恵文小中、中名寄小、風連中央小、名寄東小、名寄西小の5小学校が活動内容を報告した。
冒頭、山田会長が「ネットワークの役員、会員の高齢化、コロナ禍など環境が大きく変化する中で、事業の在り方など協議を重ねているが、教育ファームについては継続していくことを全会一致で了承を得た。今後はより市民を巻き込んだ活動を展開していこうと計画しており、ボランティアなど引き続き協力願いたい」と挨拶。来賓を代表し加藤剛士市長、中野秀敏道議会議員が祝辞を寄せた。
智恵文小中生による報告では、名寄産業高校名寄産業高校との連携学習や、カボチャ栽培とドライバーにカボチャをプレゼントする交通安全啓発活動、学級園ではジャガイモやニンジン、タマネギなどを育てたことなどについて発表し、収穫の喜びなどを語った。
このうち、名寄産業高校との連携学習について、カボチャ苗の定植や収穫した野菜でピザ作りを行ったことなどを振り返り、児童は「産業高校生とは最後の連携学習となったが、貴重な体験となった」と感謝。まとめで、「智恵文地区の誇りである農業に感謝し、これからも『食』を大切にしていきたい」と思いを新たにしていた。

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