１９９６年６月３日、韓国・仁川（インチョン）の生まれ。韓国ポリテック大学デジタル放送科（現・放送メディア科）を卒業。大学では撮影や動画編集を学んだ。
韓国のテレビ放送局ＭＢＣでカメラマン、広告代理店で広告動画制作の仕事を経て、２０２２年に来日。新千歳空港のグランドスタッフとして、チェックインカウンター業務などに当たった。
中学時代に日本のアニメに興味を持ち、高校の第２外国語では日本語を選択。日本語能力試験（ＪＬＰＴ）２級を取得している。
北海道には21年に初めて訪問。美深町に恋人がおり、美深についてネット検索していたところ、地域おこし協力隊の募集を知り、特技を生かした仕事をしよう―と応募。今年４月に着任した。
これまでに美深白樺樹液春まつり、トロッコ王国美深オープン、観光列車「花たびそうや」、望の森さくらまつりなどのイベントで動画を撮影。InstagramやYouTubeにアップし、美深のまちや情報を発信している。
美深町の印象や住み始めて「イベントが多い。いろいろな方々と仲良くなれそうで、たくさん友達をつくりたい。自然が豊かで、トロッコ王国、びふかアイランドキャンプ場、チョウザメ館など、遊べるところがある。日本での生活は全てが新しい経験で、楽しい」と語り、家族にも来てほしいとのこと。
特に道の駅「びふか」の揚げイモがお薦めで「初めて食べた時、おいしさに驚いた」と話す。
隊員となって２カ月が経過し「もともと動画、写真撮影が好きなので、自分のやりたいことができて、楽しい」。
今後では「夏まつりなどのイベントで韓国の食べ物を販売したり、韓国語の教室を開いたりして、韓国の文化を広く知らせたい。イベントで見かけたら声をかけてほしい」
Instagram、YouTubeともに「美深のキムさん」でアカウントを設けており「フォロー、チャンネル登録をお願いします。美深を発信することが任務であり、頑張っていきたい。美深に来てください」と意気込む。
趣味は運動（特にサッカー、フットサル）、ゲーム、ギター。