〝神遊池〟でホタル観賞会 淡い光に心和ます

神遊池でホタルの観賞会

 ホタルの住む故郷を作る会では18日夜、稚内市上勇知地区でギャラリーを構える〝神遊池〟でホタルの観賞会を開催。会員や市民など約20人が訪れ、闇夜に美しく輝くホタルの光に心を和ませ、生命の力強さを感じていた。
 現代では、すっかり街中では見られなくなったホタル。自然の光を一目見ようと、薄暗くなり始めた頃から会員や市民が次々と集まり、輝くホタルを心待ちにしていた。
 午後8時を過ぎると辺りは暗くなり、少しずつホタルの光が見られるように。ホタルが飛ぶと、空中を動く光に市民が感動。「初めて見たが、綺麗な光ですね」と気持ちを落ち着かせていた。
同会の阿部勇会長によると、今年は幼虫を放さなかった。昨年に生まれたホタルが成長し、越冬した可能性があるとし「子ども達に自然の光を見てほしい。環境を大切にする心を持ってくれれば」と思いを込めている。
阿部会長によると、ホタルの観賞は7月下旬頃まで出来そうで、神遊池では午後8時頃から光り始める。観賞場所の立ち入りは自由だが、駐車のマナーなどを守ってほしいと呼び掛けている。
    (梅津眞二)

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