【名寄】
市内西3南3のリトムピアノ教室(講師・遠藤ちゆきさん)の生徒たちが、6日に旭川市の大雪クリスタルホールで開かれた、第44回毎日こどもピアノコンクール宗谷地区予選会に出場。小学4年生の部で金賞に輝いた黒嶋美羽さん=名寄南小4年=をはじめ、4人が特別賞に選出され、8月4日から札幌で開催される本選会(全道大会)へ出場する。
毎日新聞社主催で1982年から開催されている歴史あるコンクール。7月から全道11カ所で地区予選が行われている。
小学4年の部金賞の黒嶋美羽さんは、「インパーティネンス(ヘンデル作曲)」と「狩りの曲(グルリット作曲)」の2曲を演奏。「練習のときよりも感情を込めて演奏することができました。緊張はしませんでしたが、トリル(装飾音)の部分ができるかどうか不安で、演奏しながら手が震えました。昨年は本選で賞が取れなかったので、今年は努力賞や奨励賞を目指して頑張りたいです」。
幼児の部特別賞の遠藤倖良さん=名寄カトリック幼稚園年長=は、「なんて、いいおてんき(春畑セロリ作曲)」を演奏。「緊張しました。主人公の男の子のことを考えながら弾きました。本選では入賞できるように頑張りたいです」。
幼児の部特別賞の津田海舟さん=名寄光名幼稚園年長=は、「ぼくはゴリラだ(キャサリン・ロリン作曲)」を演奏。「緊張しましたが、練習通りに演奏できました。強いゴリラに聞こえるよう、フォルテの音を頑張りました。本選では、もっと上手に弾けるよう頑張りたいです」。
小学2年の部特別賞の黒嶋飛来さん=名寄南小2年=は、「アリエッタ(テュルク作曲)」「おばけのあしあと(ギロック作曲)」を演奏。「ちょっと緊張しましたが、上手に演奏できたと思います。『アリエッタ』はスラーを大切に、『おばけのあしあと』は、怖い感じが出るようにしました。本選では、スタッカートの手の動きや、肘を入れてフォルテの部分をより良い音で演奏できるようにしたいです」。
小学2年の部特別賞の津田さくらさん=名寄南小2年=は、「アリエッタ(テュルク作曲)」「よなかのとけい(安倍美穂作曲)」を演奏。「緊張しましたが、練習よりもうまく弾けました。出だしは大きな音で演奏しますが、鍵盤をたたかないように意識しました。本選では、自分も聴いてくれる人も、楽しい気持ちになれる演奏がしたいです」。
幼児の部奨励賞の奥田深音さん=名寄つぼみ保育所年長=は、「ロボットの行進(バスティン作曲)」を演奏。「みんなの前で演奏して緊張しました。練習通りに弾けました。ピアノはミスをしないで弾けたときがうれしいです」。
幼児の部奨励賞の三浦梨乃葉さん=認定こども園あいあい年長=は、「あかいはね(ロビンソン作曲)」を演奏。「コンクールは楽しかったです。右手と左手のバランスが難しかったです。ピアノは毎日練習しています。上手に弾けたときがうれしいです」。
小学2年の部奨励賞の奥田鈴音さん=名寄西小2年=は「アリエッタ(テュルク作曲)」「よなかのとけい(安倍美穂作曲)」を演奏。「たくさんの人の前で演奏するのは初めてで、緊張したけれど、練習通りに演奏できました。ピアノはきれいな音で演奏できたときが楽しいです」と語っている。
同地区予選で、同教室は指導者賞を受賞。遠藤さんは「指導者賞を受賞できたのも、熱心にレッスンに通ってくれ、たくさん練習した生徒の頑張りと、日々の保護者の方々のご協力のたまもの。当教室はホールの響きを体感させるために、疑似コンサートホールの響きの装置を設置し、その空間で練習している。小さなうちから自分のピアノの音が、どのように響いているのか、耳の訓練をすることにより、美しい音色で演奏できるようになった。本選は、今回のクリスタルホールとは響きが異なるホールなので、本選に選ばれた生徒さんは、新たな挑戦に励んでほしい」とエールを送る。
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