「まず第一歩をふみだして」 ユーチューバー「すきまる」さん講演 名寄東小5・6年生が学ぶ

【名寄】

 名寄東小学校(八柳学校長、児童143人)の5年生19人と6年生27人は、20日午前10時半からユーチューバーのすきまるさんの授業をリモートで受けた。
 すきまるさんは、バイク好きのユーチューバーとして活躍し、八柳校長の趣味がバイクということもあり、リモート講演が実現。
 冒頭、八柳校長が「今日は皆さんに、将来の夢や目標について考えてほしくて企画しました」と挨拶した。
 すきまるさんは、「本業の薬剤師の仕事をしながら、バイク好きのユーチューバーとして活動しています」と自己紹介して講演に入った。
 はじめに、今日一番伝えたい言葉は「一歩ふみだせるなら、もう一歩もふみだせる」と、冒険家の言葉を引用した手描きのボードを見せながら「ぜひ、覚えてほしい」と訴えた。大人になるほど、失敗を恐れて踏み込めないので、やりたいことに取り組む第一歩の必要性を伝えた。
 また、「人の健康を助けるための仕事がしたかったので、高校生の頃、薬剤師になりたいと思った」と話し、「勉強が苦手だったが、『先生から1日5分で1問解く』とアドバイスを受け、10分、15分と積み重ね、国家試験の受験前は10時間勉強した」と語った。
 ユーチューバーとしての活動は、「自分の好きなことを発信したく、スマホとカメラから始めた」と述べ、薬剤師もユーチューバーも、「小さな第一歩が始まりでした」と語り、大切なことは「第一歩を踏み出す勇気で、一歩を踏み出さないと何も生まれない」と強く訴えた。
 質疑では、児童たちから「なんで『すきまる』という名前ですか」「なんでバイク系のユーチューバーになったのですか」「ユーチューバーになって大変なことは」「ユーチューバーになって良かったことは」などの質問が出された。
 すきまるさんは、「『好き』という言葉と忍者が好きなので、連想させる『まる』をつけた」。「バイクは薬剤師になってから乗りはじめ、きれいな景色などを撮りたかった」「続けることが大変です。週5日薬剤師の仕事をし、毎週1回投稿しています」「頑張って投稿した動画が記録として残ること」などと丁寧に答えていた。
 最後に児童全員で手を振りながら「ありがとうございました」と礼を述べて終了。
 児童たちは、最初の一歩を踏み出す勇気の大切さを学んだ。

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