GNSSで測量実施グローバルプラネット社が地域貢献東小グラウンドの杭打ち

【名寄】

市内東3北1のグローバルプラネット有限会社(鈴木秀明代表取締役社長)は地域貢献活動の一環として、名寄東小学校(八柳学校長、児童160人)グラウンドの測量と杭打ちを、24日午後1時半から実施した。
同校では、運動会などで使用するグラウンドの周回走路、徒競走コースの起点・中心点・終点などの杭が経年劣化でずれ、正確な距離を測定することが困難となったことから、測量などを行う事業者を探していた。今回、校区内にあるグローバルプラネット社の協力で実現した。
同社から3人の職員が参加し、始めにGNSS(全地球航法衛星システム)を用いて概略を測量。その後、測量機器であるトータルステーションを用いて通常の測量を行い、杭打ちを実施した。
同社の竹中竜一測量担当課長は「測量による本格的な地域貢献は初めてで、今後も要請があれば前向きに検討したい」と述べる。
同校の小林昌史教頭は、「今まで、運動会の80m走は築山の影響もあり、直線は50~60mの短い距離しか確保できなかった。また、杭がずれていてポイントを探すのが大変だった」と述べ、「今回の測量・杭打ちにより、作業がとてもスムーズになった。正確な距離のコースができたことで、児童たちに記録を正確に伝えることができ、今後の練習の励みになります。本当に感謝しています」と礼を述べた。