【名寄】
名寄高校(今中勇希校長)2年の阿部優菜さんは、7日午後4時に市役所名寄庁舎を訪れ、岸小夜子教育長に「高校生×SDGs世界の架け橋育成事業」でカンボジアを訪問したことを報告。今中校長、佐久間拓教諭(2学年主任)が同席した。
同事業は、公益社団法人北海道国際交流・協力総合センター(JICA北海道の事業を管理運営)が主催。
当初は、昨年8月の実施を予定していたが延期され、今年1月に2泊4日の日程で訪問。道内からは、阿部さんを含めて8人が参加した。
阿部さんは、海外に興味があり、SDGsを学ぼうと応募。作文では「SDGsのゴールを目指しての自身の取り組み」のテーマに対し、ジェンダーについての思いなどをつづり、評価された。
報告会では、カンボジアの概要、国旗、現地料理などを紹介し、食べ物は「辛くなく、おいしかった」などと語った。
カンボジアの言語はクメール語で、相手の地位などによって、合掌の高さが異なることなどを伝えた。
阿部さんは現地での支援の形について、従来は「『作ったものを渡す』であったが、JICAのアプローチとして、『人々に教え、一緒に作り上げていく』こと」と話し、支援の最終目標は、「『JICAが必要とされなくなること』などと学んだ」と語った。
ポルポト政権の負の遺産についても学んだ。頭蓋骨などが展示されているトゥールスレン博物館、キリングフィールドなども訪問。正当化と処刑のつながり(循環)、いわゆる負の連鎖も学び、「殺された人の頭蓋骨を見て涙が出ました。『処刑する人も、しなければ自分が殺される』ということを教えられた」と語った。
最後に、「これまで、人前で考えを伝える機会がなかった。今回の経験で、伝えることの大切さを学んだので、文字や言葉にして多くの人に伝えていきたい」と今後の意欲を含めて語った。
今中校長は、阿部さんについて「昨年度末の終業式で、全校生徒を対象に発表しました。学びたいものを意欲的に学んでおり、学友会の役員としても、生徒を引っ張ってくれている」とたたえ、「昨年度は9人の名高生が海外に行き、挑戦した生徒はもっといます。英語科の授業、オンラインでの交流など、生徒たちは世界に目を向けている」と語った。
岸教育長は「期間が短い中、大変素晴らしい発表でした。JICAの先生からも活躍の報告を受けています。今後も、いろいろなことにチャレンジしてほしい」と激励した。
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