【枝幸】
15日解禁となったオホーツク海北部の毛ガニ篭漁。日本一の水揚げ量を誇る枝幸漁協は、荒天のため篭入れが16日となり、その後も時化や流氷が寄ったため、出漁できずにいたが、19日に流氷等の合間を縫って着業船18隻(枝幸港8隻、山臼漁港6隻、音標漁港4隻)が待望の今シーズン初水揚げ。春漁の本格化と共に枝幸の浜は活気にあふれた。
枝幸漁協所属の着業船18隻は19日午前5時頃にそれぞれ出港。漁場に設置した毛ガニ篭を豊漁を期待して篭揚げ。沖でサイズごとに選別作業し、堅ガニだけをまかご一杯に積み込み帰港。生きたままの毛ガニを船からトラックの荷台に積み込み枝幸魚地方卸売市場へ。初漁を終え、正午頃に枝幸港に帰港した漁師は「氷(流氷)で思うように揚げれなかった。小が少なく、大中がほとんど。これからだな」と今後の漁に期待していた。
枝幸魚地方卸売市場に搬入された初物の毛ガニは17・1t(大中・16・4t、小0・7t)の水揚げ。入札の結果、大中が1kg7千220円から6千540円、小が1kg6千776円となった。
今年は前年比約5t減の約207tの割り当てとなっている。
(神保敏也)
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