稚内南小6年・菅原さん 北海道学年別柔道大会で初優勝

全道優勝した菅原さん

 稚内柔道スポーツ少年団に所属する南小6年、菅原陽斗さんが、17日に千歳市で開催された第23回北海道小学生学年別柔道大会・男子6年65㌔超級で優勝を果たした。稚内の柔道界で小中高校の公式大会を通じ、初の全道制覇。全国には繋がらない大会だが、稚内で柔道に励む少年少女にとって大きな励みとなっている。
 22人がトーナメントで争い、菅原さんは1回戦で花柔会西野(札幌)の選手に支釣込足、2回戦で一心館林檎(札幌)の選手に横四方固、準々決勝で札大ジュニア(札幌)の選手に大内返、準決勝で太平洋武徳館(釧路)の選手に小外刈から横四方で合わせ技で勝利。決勝は真駒内(札幌)の選手と対戦し、横四方固で優勝を決めた。
稚内の選手は過去に全道を冠にする地方大会での優勝はあるが、道内全域から強豪が集う全道規模の公式大会での王者誕生は小学生(学年別)、中学生(中体連)、高校生(高体連)の全てのカテゴリーを通じて今回が初めて。地域柔道界の歴史を塗り替える悲願の金メダルとなった。
柔道少年団代表指導者の三上雅人さんは、「本人の努力はもちろん、共に畳の上で汗を流した仲間や支えてくれた家族、地域の応援があってこその結果。この快挙を1つの大きな足がかりとして、今後も地域一丸となって子どもたちの心身の育成と、柔道の普及発展に努めていきたい」と喜びと今後の抱負を語った。
菅原さんは「初めて全道大会で優勝したこと、初めて稚内で全道優勝したことに嬉しい気持ちでいっぱい。これからも色々な大会で良い成績を残したい」と決意を語った。柔道を始めたきっかけは、はじめはサッカーや水泳をやっていたが、オリンピックをみて格闘技に興味を持ち、見学して柔道に入った。学年が下の子には練習相手になれるように優しく接し、中学生や大人には本気で組み、礼儀や態度を意識しながら稽古に励んでいる。
 これまで同地区からは、全道規模の大会で数多くの準優勝者を輩出しながらも、あと1歩で頂点を逃してきた歴史がある。それだけに、今回の菅原さんの優勝は、地元の指導者や関係者にとっても長年の悲願が結実した瞬間となった。
現在、小学生の学年別の全国大会は廃止されているが、柔道関係者は菅原さんが「北の大地の頂点」に立った意味は極めて大きいという。粘り強い柔道で激戦を勝ち抜いた姿はこれまでの先輩たちの悔しさを晴らすとともに、稚内の少年柔道史に名を刻んだ。(梅津眞二)

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