稚内高校1年生が牛タンシチュー開発 経産牛を余さずイベントで販売

最北タンシチューを開発した生徒達

 稚内高校1年生の5人が、総合的な探究と稚内学の授業の一環で経産牛を使った「最北タンシチュー」を開発した。地域の未使用資源の魅力を発信し、地域活性化に繋げようと開発に取り組み、将来的に商品化にもなればと展望を見据える。7~8日に開かれる、わっかない氷雪の広場2026で販売し、来場者に経産牛の魅力を伝え、多くの人に購入してほしいと呼び掛けている。
開発したのは、畑野梨央音さん、吉村実緒さん、関口芽生さん、福井涼香さん、近山厳大さんの5人。1年生は各グループで地域の観光や歴史、自然、産業などを調べ、様々な活動を行っている。
この5人のグループは、子牛を出産した経産牛について調べ、酪農家や飲食店に話を聞くと、肉質が硬く品質が劣ることから評価が低いことなどを学習。最北タンシチューを開発することで地域の未使用資源を有効活用し、持続可能な循環型社会の実現のほか、稚内の特産品として定着し、観光客の増加にも繋げたいとしている。
昨年12月から焼肉竜のアドバイスを受けながら試作。経産牛のタンや牛すじの部分を圧力鍋で2回かけることで柔らかく食べやすいように工夫。山本建設㈱から提供を受けた勇知いものマッシュポテト、道北産の生クリームを使い、宗谷の資源を使った逸品に仕上げた。
わっかない氷雪の広場では、2日間で各100食を用意し、500円で販売。畑野さんは「地域の未使用資源を広め、経産牛を美味しく食べられることを伝え、地域の特産品になってくれたら嬉しい」。関口さんは「時間をかけて味や食べやすさを工夫して作り、多くの人に食べてもらえたら」と期待。
今後は、知名度向上のため全国の高校生が地元食材を使った料理で競う、うまいもん甲子園への出場、や北海道産直フェアの出展などを目指しており、経産牛を使った価値ある商品として、地域活性化に貢献したいとする。(千葉大輝)

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