【名寄】
道北なよろ農協(村上清組合長)の第21回通常総代会が、14日午前9時半からエンレイホールで開かれた。コスト高や異常気象による収量減少など、厳しい経営環境に直面しながらも、2025年度は米価の高騰をはじめ、農産、青果、畜産いずれも当初計画を上回る実績を確保し、販売取扱高は過去最高となる168億6900万円を記録。事業利益2億840万円、当期剰余金2億750万円を計上した。
総代210人中162人が出席。冒頭の挨拶で村上組合長は、世界情勢の混迷や長引く円安の影響により、資材・燃料価格の高止まり傾向にある現状に触れながら、「皆さまの懸命な肥培管理と情熱により、販売取扱高は米の概算金増などもあり、過去最高を記録できた。これもひとえに組合員の皆さまの結束のたまもの。26年度は、第5次地域農業振興計画の4年目を迎える。老朽化した風連ライスセンターの改修など、国や道、名寄市による支援のもと、基盤整備を進めたい」と挨拶。
25年度事業報告のうち販売事業について、主力のもち米は、生育期間は好天と適度な降雨により順調な生育に。8月中旬から収穫期にかけての断続的な降雨により、一部ほ場で倒伏も見られたが、平均反収10・1俵、取り扱い数量32万9000俵の実績。価格面ではうるち米同様引き合いが強く、1俵3万円の概算単価となった。
畑作物は、秋まき小麦が細麦傾向となり、平均反収6・3俵、初冬まき春小麦が3・0俵、春まき小麦が3・3俵となり、平年作以上の収量。大豆も品質が良く、平均反収4・4俵。テンサイは高温の影響から糖度が伸びず、平均糖度は15度、反収は7・4tとなった。
農産全体の取扱額は、米の概算価格の上昇により115億700万円で、計画対比207・4%となった。
青果物は、グリーンアスパラは収穫期の一部低温の影響を受けたが、おおむね順調に出荷。全国的な作付け減少から高単価で推移し、取扱高は計画対比107%となった。カボチャは疫病による腐敗果の発生により、取り扱い数量は計画対比91%となったが、全国的な生産数量の減少から高値で推移し、取扱高は計画対比106%となった。
生食スイートコーンは、収穫前の高温の影響で一部正品化率が減少したが、価格は終始安定して取扱高は計画対比104%となった。バレイショは過去にない高単価での販売となり、計画対比198・0%に。青果物全体では作付面積が減少し、異常気象による収量減、品質低下が目立ったが、高単価で推移した品目が多く、取扱高は27億1700万円と、計画対比113・4%の実績となった。
酪農畜産物は、依然、飼養管理費の高止まりが続く厳しい生産環境となっているが、酪農家の飼養努力により取扱数量が増加し、畜産部門全体の取扱高は26億4500万円で、計画対比110%の実績となった。
総体の販売取扱高は、農協合併以来、過去最高となった昨年度の112億6800万円を大きく上回る168億6900万円を記録した。
26年度の事業計画として、農業所得の維持・向上へ、スマート農業のさらなる推進、「なよろブランド」の発信強化、地域特性を生かした有利販売の展開により、農畜産物の適正な価格転嫁につながるよう、各種事業の推進に努める。
老朽化が著しい風連ライスセンター施設の増強工事について、「新基本計画実装・農業構造転換支援事業」を活用し、国、道、名寄市の支援のもと、工事2年目として粒選別機・色彩選別機などの増強を実施。施設の合理化を図るとともに、組合員の利便性向上につなげる計画。
また、販売取扱高は136億8400万円を見込んでいる。
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