ぬかるみの中で稲刈り 名寄小3年生 水間さん(日進)協力で体験

【名寄】

 名寄小学校(髙橋憲嗣校長)の3年生27人による稲刈りが、19日午前9時半から日進の水間健詞さんの圃場で行われた。
 同校は、田植えや稲刈りの体験を通して、名寄市の特産品「もち米」に理解を深める取り組みを進めている。5月に水間さんの圃場(20aの一部)で田植えを実施し、この日が稲刈りとなった。
 圃場に到着した児童たちは長靴に履き替え、水間さんから稲の刈り方について、実践を交えて説明を受けた。
 雨の影響もあり、圃場内は泥でぬかるみ、足を取られたり、長靴が抜けたり、転んだりしながらも、児童たちは一生懸命に稲刈り。圃場が広いため、刈った稲をリレー方式であぜに並べるなどして、笑顔を見せていた。
 児童の稲刈り終了後は、水間さんがコンバインで収穫。稲からもみ殻をとって、児童たちに説明した。
 稲刈りを体験した長谷川瑛大君は「名人の水間さんは、稲をスパッと切ってすごかった。田植えより稲刈りが楽しかった。農家の人はすごいと思いました」。狩野知世さんは「最初は少し難しかったけど、慣れてきたら楽しくなりました。足が埋まったり、トラブルも起きたりましたが、チームプレーで乗り越えました」。岡村泰知君は「見た感じは簡単そうでしたが、やってみると大変でした。田んぼの中の土はどろどろしていて、たくさんの人が転んでいました」。新保葵梨さんは「水間さんが、稲を切るのを見せてくれたとき、すぐ切れるかとやってみたら、簡単には切れませんでした。長靴に泥がたくさん入り、すごく冷たくてびっくりしました」など感想が出された。
 児童たちにとって貴重な体験となった。

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