【名寄】
風連中央小学校(栗原主税校長)6年生(15人)の「租税教室」が、5月28日午前10時20分から同校で開かれた。
名寄地方法人会女性部会(吉田素子部会長)が主催。
吉田部会長が挨拶し、講師を務める名寄商工会議所の嶋津卓也さんを紹介した。
始めに、嶋津さんが「皆さんが知っている『税金』はありますか」と質問を投げかけると、児童からは「消費税」「所得税」「固定資産税」などの声が上がった。
嶋津さんは「世界では、150の国や地域で消費税があります。最も税率が高いのはハンガリーの27%で、上位はすべてヨーロッパの国です」などと説明した。
日本の税金については、国に納める所得税、法人税、消費税など。北海道に納める自動車税など。名寄市に納める市民税、固定資産税などがある―とし、税金の使われ方についても説明。
クイズも出題し、「皆さんが学校で1年間学ぶには、1人当たり、どれくらいかかると思いますか」と3択で問いかけ、「答えは95万円。6年間で570万円かかります」などと話した。
『税金がある社会とない社会』がタイトルの動画教材も上映。
「消費税のない社会にして」という願いがかなうものの、その社会は街中がごみだらけ、交通事故が起きても金がないので救急車を呼べない。消防署職員の父は民営化されたため給料減額。公園は廃止され、道路の通行も有料になってしまう。
登場人物の姉弟は、税金がある社会に戻ることを願い、普通の暮らしができることを喜ぶ―といったストーリー。
視聴後、児童からは「税金がないと、社会がどんどん苦しくなっていく」などの感想が出された。
また、持参した現金1億円の見本を見せ、児童全員が一人ずつ持ち上げて、重さに驚いていた。
質疑応答では、「給料が増えると、引かれる額も増えますか」「1カ月でどれくらいの税金を払いますか」などの質問も出され、税金について理解を深めた有意義な時間となった。


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