地域の未来を考える場に、高規格道路整備の影響から 風連商工会青年部 7月13日経済活性化フォーラム

【名寄】

初のフォーラム開催をPRするポスター

ふうれん経済活性化フォーラムが、7月13日午後3時(開場午後2時半)からふうれん地域交流センターで開かれる。当日は高規格道路整備の影響や、持続可能な地域経済と地域の未来について考える。
風連商工会青年部(中舘孝彰部長)が主催、風連商工会(中尾公一会長)が後援。
北海道縦貫自動車道の士別剣淵IC(インターチェンジ)~名寄IC間(24km)の建設工事が行われているが、同区間にはIC設置計画がないため、将来、同区間が完成すると、風連地区は単に「通過点」になることが予想されている。
中舘部長は「通過点になると、地域の魅力減少、経済停滞、人口減少など、悪い方向につながることが懸念される。これ以上の民間分野の衰退を防がなければならない。地域にアクセスできるインターチェンジは必要で、市民の声を上げたい」と話し、第一線で活躍する専門家から意見を聞き、風連の未来を考える場にしよう―と、同フォーラムを初めて企画した。
当日は2部構成で、第1部の基調講演は室蘭工業大学大学院工学研究科、もの創造系領域土木工学研究科教授の有村幹治さんが「持続可能な地域の未来像と交通インフラが果たす役割」をテーマに講演する。
有村さんは交通、都市、防災計画に関する研究活動を進めているとともに、北海道開発局地域道路経済戦略研究会北海道地方研究会委員なども務めている。
第2部のパネルディスカッションは「地域経済と交通インフラ~風連活性化に向けて~」をテーマに、有村さん、株式会社もち米の里ふうれん特産館代表取締役社長で前風連商工会長の堀江英一さん、道北なよろ農業協同組合代表理事専務の小川和則さん、風連国民健康保険診療所長の松田好人さんが登壇する。
参加申し込みは、7月10日までに風連商工会(電話01655③2077、FAX01655③2236)までFAXかWEBフォームで申し込みを。
なお、当日はYouTubeによるライブ配信も行うことにしている。