【名寄】
智恵文小中学校(西岡裕英校長、児童生徒22人)の全児童生徒は、3日午前10時から東京都杉並区とオンライン交流を行った。
同校では、学習園にカボチャやジャガイモなどを栽培している。杉並区との交流の窓口である市交流推進課の呼びかけなどもあり、「坊ちゃんカボチャ」約30kgを杉並区の阿波踊りホール「座・高円寺」のレストランへ寄贈。レストランでは、寄贈された坊ちゃんカボチャを使った料理を提供している。
オンライン交流は2回目で、杉並区から交流担当の篠部(ささべ)洋介さん、レストランのシェフ加茂剛さんが出席。同校から全児童生徒が出席した。
シェフの加茂さんは、「坊ちゃんカボチャを育ててくれてありがとうございます。カボチャは、『ポタージュ』や『パスタ』などに料理しました。甘みを引き出せるよう工夫しました」などと述べ、オンライン交流を開始。
児童生徒からは、「お客さんの反応はどうでしたか」「他の品種のカボチャと比べて、坊ちゃんカボチャは、どうでしたか」「どのような気持ちで、お客さんに食べてもらいたいですか」「最初に坊ちゃんカボチャを食べた感想を聞かせてください」「レシピを考案する上で、工夫されたことはなんでしたか」など、多くの質問が出された。
シェフの加茂さんは、「お客さんは『本当に甘くておいしい』と言ってくれました」「カフェでは、地元の野菜を使って料理を提供しているので、野菜をどうやって食べてもらうかを考えています」と答えていた。
児童生徒会代表の遠藤芽依さん(8年生)が、「貴重なレシピの考案ありがとうございます。自分たちが作ったカボチャをたくさんの人に食べてもらえうれしいです。総合的な学習の時間で多くのことを体験できました」などと挨拶。
杉並区の篠部さんと加茂さんは、「『名寄は、北海道のどこに位置するのか』など、名寄の観光ガイドをレストランに置いている」と話し、「今後は、カボチャの段ボール箱に、皆さんからのメッセージ(手紙)などを入れてはどうか」などの提案があった。
最後は、全員で「ありがとうございました」と礼を述べてオンライン交流を終了した。
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