シニア9人、学生15人が受講 名寄市立大学コミュケアセン 1期生の技術指導も フレイルサポーター養成講座

【名寄】

 名寄市立大学コミュニティケア教育研究センター(榊原次郎センター長)のフレイルサポーター養成講座が、18日に同大学で開かれ、60歳以上の一般市民9人と同大学生15人が受講した。
 住民主体のフレイル予防普及活動の担い手となる同サポーターの養成は、飯島勝矢東京大学高齢社会総合研究機構長が考案したもので、全国展開されている。
 道内では名寄市が初の導入自治体。同センターでは2025年度からの継続課題研究「フレイルサポーターによる住民主体のフレイル予防活動への取り組み―フレイルサポーター介入によるフレイル予防効果の検証―」(研究代表者・澤田知里同大学看護学科講師)として取り組んでいる。
 昨年9月には、道内初のフレイルサポーター第1期生(シニア26人、同大学生16人)が誕生。シニアのサポーターが一般的だが、名寄については大学生もサポーターとなり、全国でも例のないシニアと大学生が世代間交流を深めながらの活動を展開している。
 今回は第2期生の養成講座。午前中は飯島機構長による「健康長寿と幸福長寿の両立を目指して~フレイル予防はまさに地域づくり~」をテーマとした動画を視聴し、フレイル予防の普及活動を地域全体に広げていくことの大切さなどを学んだ。
 午後からは、澤田講師がサポーターの活動実績や本年度の活動計画などを説明。前年度は、町内会でフレイル予防チェックの測定会を開催したとし、「測定データをまとめ、課題を整理し、2カ月後、その町内会で対策会を開催。その後の変化も必ず確認する体制としている」。イベントを通じて市民に広く啓発したことも話した。
 本年度は、4町内会で測定会を開催する他、イベント活動も継続するとし、「皆さんでフレイルの大切さを共感しながら、予防知識などを楽しく学べる環境としたい」と伝えた。
 また、フレイル予防のポイントとして運動、栄養、口腔ケアが重要とし、ストレッチや筋トレ、有酸素運動、認知症予防体操、口腔機能体操の大切さを強調した。
 最後に、参加した第1期生11人が、今回の受講生に筋肉量測定技術を指導。
 受講生たちは、深掘チェックとして握力、ふくらはぎ周囲測定、片足立ちテスト、活舌テストなどを実際に体験して、自分の体の筋力などに理解を深めるとともに、測定技術についても学び、サポーターの仲間入りを果たした。

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