名寄高校1・2年生 好きなことに突き進んで 千葉工大の古田所長が講演 ロボット開発での体験談など語る

【名寄】

 名寄高校(今中勇希校長)の1年生129人と2年生131人は、千葉工業大学未来ロボット技術研究センターの古田貴之所長の講演を聞き、将来の進路選択の一助とした。
 古田さんは、青山学院大学理工学部機械工学科助手などを経て、2003年から千葉工業大学未来ロボット技術研究センター所長として活躍。「ロボット技術と未来社会」と題して講演し、「眠かったら寝てもいい」「どんどん質問して」と、生徒たちに投げかけてスタートした。
 自身がロボットと一緒に出演した「徹子の部屋」などのテレビ番組、福島原発事故の際に活躍したロボットなどを映像で紹介。
 「今のロボットは、ほとんど役に立たない。でこぼこや階段などは上れない」などと話し、同大研究所で製作しているロボットは「あらゆる仮想空間を想定して学ばせている」と語り、持参した車輪付きロボットにステージの階段を登らせて、会場を沸かせた。
 ロボット製作の過程を振り返り、「『すごい』と思ったら負け。欠点を見つける」「ロボットや人工知能は、だまされることが多い」「人ができることは、人工知能の技術を使って、ロボットができるようになる」などと生徒たちに伝え、「ロボット技術で世の中を変える。人の心を動かして世の中を変える」などと語った。
 自身は、3歳の頃から「ロボット博士になりたかった」と述べ、「『何になりたいか』ではなく、『何をやりたいか』」「世の中をつくる立場の人になること。勉強は、そのためのパスポート」と話し、「好きなこと、得意な分野を伸ばして世の中を変えていく」と生徒たちに訴えた。
 また、「名寄で実用化するロボットを開発中」と話し、ロボットに興味のある人は、「名寄から世の中を変えてほしい」と呼びかけた。
 質問タイムでは、多くの生徒が手を挙げた。「仮想空間で学習させるには」「少子高齢化社会で、人間がロボットに監視されることはないか」「持参したロボットには車輪が付いているがなぜ?」「宇宙など、人が行かない所に行かせたいか」「仮想空間の学習で、飛行機への応用は」「タイムスリップはできるか」「挫折したことは」などの質問が出された。
 古田所長は、ユーモアを交えながら的確に答え、「新しいことをするには、わくわく感がないと上手くいかない」「苦手なことはしないで、面白いこと、好きなことに突き進む」「誰もやったことがないことをやるには勇気がいる」「何事も困難にぶつかるが、仲間をつくること。自分の好きなこと以外のものもやってみる」などと語った。
 生徒たちは、古田所長の講演を聞きながら、勇気をもらっていた。

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