【下川】
下川中学校(永井真二校長)の1年生17人は5日午前、町内渓和の町有林で森林環境教育の授業に取り組んだ。
町は「こどものもり」園児から高校生までの15年間を通じ、一貫して森林環境教育を行っている。
この日の授業は「下川町の森づくりについて理解を深めよう」をテーマに実施し、人工林と天然林を見学し、森づくりの多様な視点を学んだ。
講師は、町産業振興課森づくり専門員の斎藤丈寛(ともひろ)さん、田邉林業の田邉大輔さんが務め、NPO法人の森の生活(麻生翼理事長)の職員2人が協力した。
バスで町内渓和地区の町有林へ移動。
斎藤さんは、下川には4500ヘクタールの町有林があることを伝え、「人工林は60年間の循環型で、森林経営している」と話し、生徒たちに森林を見せながら「植樹後、何年くらいたっていると思うか」などと問いかけながら説明した。
山林を管理する中で、間伐などを実施して育てた山林と、自然のまま放っておいた山林の違いも説明。循環型の山林を実施することで、「丸太の1年間の売上は1・2億円ある。稼ぐ力と、雇用の場の確保になっている」と語った。
実際にドローンを使って管理の方法などを説明し、生徒らは画面を見ながら関心を示していた。
生徒や先生から、「森林伐採の計画は何年先まで?」「町内地域の中で育ちやすい場所はどこ?」「ドローンの調査方法」などの質問が出され、斎藤さんは丁寧に答えていた。
天然林の役割等については、田邉さんが説明。光が入って明るく、生物多様性に優れることから土に微生物が多く、豊かな土壌を作っている。天然林の伐採は、木材生産のみではなく、次世代の木が生えるのを助けるため―などと述べた。
選木体験(優等生の木[最終的に伐採する木]を大きく育てるために、ライバルとなる木[伐るべき木]を探す体験)も実施。生徒達はグループに分かれ、優等生の木・ライバルの木を選んでその理由を発表した。
採材見学(伐倒した木の価値を高めるために、丸太としてどれくらいの長さにするか、どこで切るかを考える作業)では、丸太を出す先の需要、木の曲がり具合や木の状態を見て判断することを学習。最も価値が高くなるよう、丸太を切る様子などを見学した。
帰校後は振り返りを行い、森林見学で学んだことについて、さまざまな視点から熱心に振り返った。



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