【名寄・下川・美深】
こども誰でも通園制度(乳児等通園支援事業)が、2026年度から全国の市町村で本格的に始まった。
同制度は、24年6月に成立した「子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律」に基づき、保護者の就労要件を問わず、すべてのこどもの育ちの保障と、子育て家庭への支援の強化などを目的にしている。
対象となるこどもは、生後0歳6カ月~3歳未満の未就園児。保護者の就労の有無にかかわらず、月に10時間まで利用できる。財源は、原則として国が4分の3を負担する。
名寄市では、こども家庭庁のポータルサイト「こども誰でも通園制度・つうえんポータル」から申請して面談を行った後、同制度を利用することができる。4月から申し込みを受け付け、5月から東保育所で利用が始まった。
19日に東保育所を訪れ、利用者の菅原千恵さんに話を聞いた。
菅原さんは、2歳の長女と8カ月の次女を育てている。この日は、次女の乳幼児健診と重なったことから制度を利用して、長女の莉愛(れあ)ちゃんを東保育所に預けた。莉愛ちゃんは、母親と離れて最初は緊張した表情であったが、保育士の声かけなどに応じ、次第に笑顔を見せていった。
菅原さんは「次女の健診と重なり、長女をお願いしました。長女は、このような経験は初めてなので少し心配でしたが、利用できて良かったです。できれば、お昼も通して利用できればありがたい」と笑顔で語ってくれた。
東保育所での受け入れは、午前中が8時から11時まで。午後が1時から4時までとなっている。1日の定員は午前・午後とも4人。利用料は1時間300円で、支払いは1カ月の利用時間を合計した金額の納付書が市から届く。
東保育所の高橋文恵所長は「就労要件にかかわらず、制度を利用できる。同世代の子どもとの触れ合いなど、家庭と違う体験ができるので、ぜひ活用してほしい」などと呼びかける。
下川町でも、4月から申請が始まった。
対象となるこどもの年齢は、0歳6か月~3歳まで、月の利用時間の合計は10時間までで、1時間当たりの利用料は300円。
利用方法は、「つうえんポータル」で認定申請を行い、町認定こども園「こどものもり」での面談、利用予約、同園での利用―となっている。
5月19日現在、利用者はまだいない。
美深町でも、4月から申請を受け付けている。
対象となる子どもの年齢、月の利用時間は同様で、1時間当たりの利用料は250円。
利用方法は、幼児センター(TEL: 01656-2-1141)に電話をし、申し込み、事前面談を経て、同センターでの利用となる。利用の1カ月前までに申し込むよう呼びかけている。
5月19日現在、1人が利用している。


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