富磯小では16日、同校で「サケの子どもとお別れする会」を開催。昨年12月から学校で飼育してきたサケの稚魚約2千700匹を校舎付近を流れる追久間内川から放流し、全校児童11人や教職員、保護者、来賓が数年後の回帰を願った。
総合的な学習の一環で1988年から続く取り組み。生命の尊厳を学び、自然を愛する心を育てることなどを目的に39回目。宗谷管内さけ・ます増殖事業協会中頓別ふ化場から譲り受けた約3千粒の発眼卵を飼育してきた。
お別れする会では、三原美和子校長が「サケはまだまだ大きく成長し、富磯に戻ってくることに願いを込めましょう」などと述べ、来賓の田中純富磯町内会長、元稚内東部㈱社長の仲村房次郎さん、北大名誉教授・北大北極域研究センターの帰山雅秀氏が挨拶。
5年の熊谷榎乃児童会長が「12月から今日まで大切にサケを育ててきました。放流して大きくなり帰ってくることを楽しみにしています」と話し、サケに関する学習成果を発表。1年生はサケの稚魚にメッセージ。2、3年生はサケの観察で成長過程を発表した。
4、5年生はサケの体や料理のほか、サケ稚魚放流の歴史について、昔は子どもがサケを捌いていたり、お別れする会で金管バンドでファンファーレの披露、川の上に橋を組み立てて放流していたことなどを紹介した。
このあと、追久間内川に移動し、児童達は稚魚が入ったカップを手に「元気でね」と川に繋がるパイプから流し、別れを惜しんだ。今回で累計放流数は11万1千匹となった。(千葉大輝)
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