稚内産クラフトビールを製造するヤムワッカ・ブルーイング代表の石原崇さん(48)=㈱ほく商代表取締役=が14日、ビアバーのタップルーム(市内中央2)で醸造したビールを提供するイベントを開催。1日限定だったが、市民など多くの利用客で賑わいを見せ、稚内で生まれたクラフトビールを初めて味わった。
この日は、石原さんが醸造した風味やアルコール度数が異なる3種類のクラフトビールを用意。ホップの香りや苦みが強い「ウエストコーストIPA」、フルーティーですっきりとした喉ごしの「セゾン」、口当たりがまろやかな「アメリカンウィートエール」で、利用客は全ての種類をひと通り飲み比べしたあと、好みのビールを注文していた。
宗谷総合振興局勤務の菅野暁さん(42)は職場の同僚と訪れ「最北で誕生したビールを飲みたいと思っていた。どれも美味しいが、ウィートエールが飲みやすいですね」と感想。今後に向けては「クラフトビールという特産品が地元で定着し、全国区になってほしい」と期待を込めた。
石原さんは「立ち飲みスタイルの店舗を稚内につくりたいと思っていたので、夢が叶って嬉しいです。ビールを中心に人が集まり、みんなで楽しく飲む場所にしていきたい」と笑顔を浮かべた。
石原さんはクラフトビールの製造・商品化に向け、昨年10月に工場にビールを製造するための様々な機械類を導入。1月27日付で税務署による酒類製造免許を取得し、日本最北の酒蔵が誕生した。ブルワリーでの仕込み作業を経てクラフトビールを醸造し、樽・缶詰め作業も進めている。
今春を目途に中央地区のビアバーを本営業するため準備を進めている。また、市内外の飲食店や小売店には今月中に缶ビール(350㍉㍑)を卸し、市民や観光客も飲むことが出来るようになる。醸造所に隣接する直売所での提供はゴールデンウィーク前後を目指している。(梅津眞二)


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