【名寄】
名寄東中学校(小林勝彦校長)の第73回卒業証書授与式が、12日午前9時半から同校体育館で行われ、卒業生66人が、同級生や在校生、先生との別れを惜しむとともに、将来の夢に向かって希望に胸を膨らませた。
授与式では、在校生や保護者、教職員、来賓による拍手の中、卒業生が入場。国歌・校歌斉唱、学事報告に続き、卒業証書授与。担任教諭から卒業生の名前が告げられると「はい!」と力強い返事が響き、小林校長から一人一人に卒業証書が手渡された。
小林校長が「9年間の義務教育を終え、社会をつくる立場の一員として、一歩を踏み出す。これからの人生の中で、さまざまな困難や誘惑に直面することになると思うが、それらに負けることなく正しく判断して生きていくことはとても難しい。失敗も数多く経験すると思うが、どのような経験であっても、自身を成長させる貴重な経験になる。あなた方の周りには必ず手を差し伸べてくれる家族、先生方、先輩、大人たち、仲間がいる。困ったとき、つらいときは迷わず助けを求めてほしい。自分の可能性を信じ、自信を持ってこれからの人生を歩んでほしい」と式辞。
来賓の金澤秀和PTA会長が、卒業生のさらなる飛躍に期待を込め祝辞。
在校生を代表し、生徒会長の朝倉淳也さんが、卒業生との思い出を振り返り、「これからは先輩方から教わったことを、僕たちが責任を持って引き継いでいきます。先輩方はこの先、それぞれ新たな道へ進んでいきます。ときにはつらく、苦しいときもあると思います。そんなときは、共に思い出をつくった仲間、僕たち後輩、先生方の笑顔を思い出してください。きっと大きな支えとなり、力強い一歩を踏み出せるはずです」と送辞。
卒業生を代表し、平島和希さん、東藤大河さんが、修学旅行、チームジャンプ、学校祭、部活動などの楽しかった思い出を振り返るとともに、後輩や担任教諭、両親へ感謝の気持ちを伝え、「皆さんへの感謝を胸に、名寄東中学校を卒業し、それぞれの進路へ旅立ちます。在校生の皆さん、先生方、3年生のみんな、お父さん、お母さん、今まで本当にありがとうございました。私たちの3年間がとても楽しく温かい思い出になったのは、皆さんのおかげです。これからの高校生活も、中学校で培った『がんばる、ねばる』を胸に精いっぱい頑張っていきます」と答辞。
最後は、卒業生が心を一つに「忘れない」を合唱。仲間と過ごした日々や思い出を胸に慣れ親しんだ学び舎を巣立った。

校歌を斉唱する卒業生

平島さん(左から)

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